プール安全標準指針とは?

「プール安全標準指針」策定の背景

平成18年7月31日に発生した埼玉県ふじみ野市におけるプール事故を踏まえ、文部科学省および国土交通省により「プールの安全標準指針」が策定されました。

本指針は、「プールにおける事故対策に関する関係省庁連絡会議」における申し合わせに基づき、総務省、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省および(財)日本体育施設協会、(社)日本公園緑地協会で構成された「プールの安全標準指針策定委員会」における検討を経て、文部科学省および国土交通省において、プール利用者の安全確保のため、プールの施設面、管理・運営面で参考となる留意事項等についての統一的指針として(の技術的助言として)取りまとめられたものです。

私たちは、「社団法人 日本公園緑地協会」とともに、この「プールの安全標準指針」策定の具体的な実務を担当しました。

この指針は、学校教育施設、社会教育施設としてのプールを念頭に策定されたものですが、その他の民間プール、スイミングクラブなどすべてのプール施設においても、参考として活用されることが期待されるとしています。

>>「プールの安全標準指針」はこちらからダウンロード下さい。

「プール安全標準指針」の実効性を高める活動

私たちは、文部科学省および国土交通省はじめ関係団体と連携し、この指針の普及と理解を促進するための事業を行い、指針内容の実効性を高めていくために以下の活動を展開しています。

  • この指針に基づく、文部科学省および各都道府県教育委員会主催の「スポーツ施設等安全管理講習会」への講師派遣事業。
  • 各地方公共団体等に対する、この指針の普及や利用状況についてのアンケートなどの調査事業と調査データのフィードバックによる利用促進化事業。
  • この指針でも、規定される「プール設置管理者」「プール安全管理者」(「プール衛生管理者」)向けの教育事業およびライセンス講習会実施事業。
  • この指針の普及や利用促進のための補助教材や情報資料の制作と提供事業。